テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

テニスをしている方は肘の痛みを感じることがよくあります。一般にテニス肘と言われていますが、正式名称は「上腕骨外側上顆炎」です。テニスをしている方のなんと3~5割の方が発症したことがあるというスポーツ障害です。

一度発症すると治りにくいという特徴がありますので、痛みを我慢しすぎる前にまずは接骨院・整骨院にご相談ください!

テニス肘になるとどんな症状があるの?

上腕骨外側上顆炎はテニス肘と呼ばれている通り、テニスをしている方がなりやすいスポーツ障害です。ラケットでボールを打つときの衝撃が手首から肘の腱に伝わり、その衝撃で腱に炎症が起こり痛みとなります。そのため、上腕骨外側上顆炎を発症してしまったテニスプレイヤーの方はラケットを見直したり、体幹の筋力トレーニングをして安定性や柔軟性を上げるなどをすることで、手首から肘への負担を軽くする必要があります。

最初のうちは、安静にしていれば痛みはなくなります。しかし、進行していくと徐々に物を持ち上げたり、ドアノブをひねるなどの手首を動かす動作をしたときに肘の外側に痛みを感じるようになります。適切な治療を行えば90%以上の方が手術を必要とせず症状を改善することができますが、炎症が慢性化するほどになると手術が必要になるケースもありますので、そのままにせず早期受診を心がけましょう。

手を日常的に酷使している40代以降の方は特に注意!

上腕骨外側上顆炎で接骨院・整骨院に来られる方はテニスプレイヤーだけでなく、手首を酷使する仕事をしている人、また主婦の方も多くおられます。

肘の痛みを感じるということで、肘の使い過ぎが原因となっていると思うかもしれませんが、じつは手や手首の使い過ぎが原因です。ゴルフ、剣道、バトミントン、卓球など手を酷使するスポーツをしている方、重い荷物を運んだり、手首をよく使う仕事をしている方もなりやすく、日常生活でも手首や手を使い過ぎたときに発症することがあります。また主婦が重い荷物を持ったりすることで発症することがあります。 わたしたちの身体は年齢を重ねると柔軟性が失われてしまうため、40代以降になると発症率がかなり高くなり、特に女性は筋力が弱いことや家事で常に手や手首を使うことから発症しやすくなります。

接骨院・整骨院で手首の動きを改善して根本から痛みを治していこう!

上腕骨外側上顆炎になってしまったら、安静にすることや、湿布、筋肉のマッサージやストレッチ、電気療法により筋肉の緊張感をやわらげ、痛みを緩和させることができます。しかし、それだけでは痛みがぶり返すこともあります。接骨院・整骨院では根本的な原因の解決として、姿勢を治したり、手首や指の関節の動きを改善し、インナーマッスルを鍛えることで、スポーツやお仕事を続けるための体づくりをサポートしていきます。